北海道・美瑛町にて撮影。季節的には「秋」になります。真っ赤な「サルビア」が敷き詰められた緩傾斜の丘は、夕陽に照らされて「ザ・レッドカーペット」のように、華やかで上品な「いろあい」を映しています。こういう風景も北海道ならではで、雄大な自然の景色が素晴らしく飽きることがありません。願わくば、年間を通じて撮影をしたいぐらいでキャンピングカーを買おうか?と検討しているぐらいです。北海道の色温度は、本州に比べると高く、比較的「色が冴えて見える」傾向で、特に冬期で晴天の日には顕著に感じることができます。参考までに、色温度は、旭川地区周辺で大凡「7000K」程度の光線帯というイメージです。
建物の外壁や屋根で、お薦めしたいのは、上記のカラーバー上に明示した「Salvia shade」というClaret系のダークトーンです。上述したように、色温度が高い光線帯の特性は「青み(Bluish)」が入るのが特徴です。色自体は冴えて見えますが、彩度だけでなく明度まで上げてしまうと色相が「青み」に寄ってしまい「紫み」を帯びてしまうので、明度4.0前後で抑えた「Claret系ダークトーン色」が景色映えすると思います。このような色系統で代表的なのは「スウェーデンハウス」のレッドブリック、あるいは、牧場のサイロの屋根だったりしますが、ここでは、景色に対して、よりコントラストある情感を演出するための色えらびとしました。